MEDICAL GUIDE

診療科目

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精神科

統合失調症と診断されて、不治の病として絶望感を抱いておられる方も少なくないのではないでしょうか。しかし、必ずしも一生薬を服用しなければならない、という考え方は絶対的なものではありません。

米国のHollandという精神薬理学者の見解です。初回発症で治療経過が良く、5年間薬物療法を続けた人の再発率は20%で、継続しなかった人は80%の再発率となります。一方5年以上継続した場合でも再発率は20%ですが、中断した場合でも、おなじく20%となります。
要するに、最初の5年間の治療継続のみ、薬剤治療に再発防止の優位性があるということです。

そのような考え方で私たちは治療を行なっています。

神経科

現代は、長時間労働やパワハラ、モラハラなど職場での対人関係の負担、学校不適応、家庭問題、そして新型コロナ禍の影響など社会的なストレスの蔓延から、ストレス性の障害が激増しています。
ストレス性の障害の場合、その要因となっているストレスが軽減するか、そのストレスに耐えられるような心理的耐性を身につければ、症状は軽減、消失します。

そのような場合、職場や学校、ご家庭にも働きかけて環境調整を申し入れ、ストレスの軽減を図らなければなりません。
しかし、錯綜したストレスだと、なかなか改善は難しいことも少なくありません。その場合は、やはりご本人のストレス耐性の向上を求めてゆくしかないかと思います。そのためには認知行動療法や指示的精神療法、そして薬剤による対応も必要となります。

ストレス耐性の向上を促すと伴に、耐性が得られるまで苦痛を和らげ、耐性を身につける余裕をもたらしてくれることが期待できます。

内科

かつてスペイン風邪といわれたウイルス性呼吸器感染症が世界中で数百万という人命を奪った事があります。昨年来、それに迫る勢いで、新型コロナウイルス呼吸器感染症(COVID-19)が猛威をふるっており、当院でも感染防止と感染確認と適切な治療誘導に全力を尽くしております。

ワクチンの接種は全国民において実施されるべきですが、個人的な努力としてうがいもバカにできません。それも、単なる水道水で十分とされます。いくつかの報告によれば、うがい薬を利用した場合とさほど効果が違わないとされています。加えて、洗面や手洗いも同時にすればその効果は増します。

原因となるウイルスを洗い流してしまうのですから、確かに効果的でしょう。それに手軽で誰にでも実行できます。もちろんインフルエンザや感冒などその他の感染症にも有効な事は言うまでもありません。
いわゆる三密は、他者との協力が求められますが、個人でできることとして、しっかりとうがい・手洗い・洗面を実行してみてください。